夢うつつな夢
「Dreams come true」
古今洋の東西を問わず不特定多数の集合としての未来ある若者達に掛けられてきた陳腐な激励。
「Boys be ambitious」
ウィリアム・スミス・クラーク博士の言は表現こそ異なるが、根底を流れる大意は等しかろう。
では、特定された個としての夢見る若者達へはどのような激励が送られたのか。
「寝言は寝て言え」
「うつつを抜かすな」
である。
多くの偉人といわれる人達は、多かれ少なかれ、このように罵られてきた。 一見相反しているように思われる台詞だが、本質的には同位なのではないだろうか。
「夢は実現する」
ある意味で心理である。夢見られるものは、想像できるものであり、実現できる可能性を秘めているのだから。 逆は成り立たない。夢見れないもの、想像すら叶わないものは実現するなど不可能なのだから。
「うつつを抜かし」、「寝言を言う」ことで「夢」を見るのだ。可能性の原石は「夢」なのであろう。実現の可能性の種は想像できるものなのだから。
さて、今日も可能性の種を植えよう。布団の中で。